2023/11/14 21:36

24歳フリーランス1年目の壁

「エレガントな柄」が
描けなくて夜通し泣いた話



ご無沙汰しております、
作家についてのシリーズ。



アパレルブランドさまの
ご要望を聞き
洋服のプリント用に
アイデアデザイン、
原画(図案)まで仕上げるお仕事。

好きな画材に囲まれ
手描きを楽しみながら
仕事が家で出来るなんて✨

依頼もどんどん来るし
もしかして天職?
毎日幸せ😀本当に良いのかな?

特に当時の私は #野宮真紀さん のような
60年代レトロないでたちをしていたからか、

原宿系のブランドの
キッチュでポップな
デザインをよく頼まれて
自分でも好きで得意分野でした🎵



ところがある日

とあるご縁で
新しいお客様、
老舗の生地商社さまから

60代以上のお客様ターゲットの
とあるブランドの
上品でエレガントな柄を
描くお仕事を
継続的に頂くお話が。


それは

エトロのような
高級なペーズリーだったのですが

私の仕上げるデザインは

「若すぎる」

「悪いけど、これでは全く
高級な商品にならない」

「あなたには今後たくさん依頼したいのに
これではお仕事出来ないかも知れない」

となり

「やり直してください」と。

有難くも
再度チャンスを頂いたことがありました。

もう目の前真っ暗
お腹キリキリ😭大ピンチです。

トライしても、しても
できるデザインが
若くなってしまう。
そんな自分のスケッチを見るたびに落ち込む。

苦手意識のオンパレード。

「絶対に無理だ」

私は若いし

高級感たっぷりの店舗を見ても
私の感覚と程遠い。

その方達に向けて柄を描くなんて

「やっぱり無理としか思えない」

となりました。

そこから
「高すぎる壁」が頭の中に
そびえ立ち、手も動かず✏️

気が遠くなり夜通し泣き😭(笑)