2024/11/17 00:00


毎年夏夫の家族と過ごすためにイギリス帰省するたびに


コッツウォルズの友人や近所の方たちの

生活に憧れます。


ロンドンから

引退するように都会を離れ

最新の流行や多忙な日常からも自由になり


馬が歩き羊が群れる

自然で静かな夏。



ガーデンで野菜を育て

育てたりんごの木でシードルやジュースを作り


夕方は食前酒と採れたての野菜を

庭で味わう


優雅な暮らしを目の当たりにして



「豊かなものは全て

日常の自然の中にある」という

確信が私の中でも育っています。



制作が何より大事な私は


豊かな色を敷き詰めたデザインを作って

うっとりするもの、

『Edenの布』バージョンの美しい世界を作りたい。


それはそれは気が遠くなるほどに

時間をかけて描きました。



自然を感じ

制作にも時間をかけ

日常の家事などもある


このまま

来年になってしまうのではないか?と

季節だけ過ぎ

ファブリックが出せないなんて。


なかなか進まないことを焦り

空回りの時期が長く

瞑想ならず ” 迷走 ” 


スケジューリングが得意でない自分、


そしていったん制作に入ると過集中で

朝方まで仕事がやめられないなどの

己の特性にめげず

愛を持って理解するにはどうすれば?

ということに向き合いました。


まだまだ自己理解は旅の途中


すべてはこれを読んでくれるみなさまに

素敵なファブリックやアートを作って

お届けしたいという気持ちから。


なぜなら私は

『豊かな気分』『うっとりする気分』を


家族や友人はもとより

『Edenの布』が好きで集まってくださるみなさまと

いちばんに共有したいのですね。


好みを共有してくださる方々が

お手に取ってくれる嬉しさは


私の日常で自然や色を深く愛したいという気持ちで

暮らそうとしていることや 

それにかけた時間を

大切にしてもらえているようで

じんわりとするような


そんなとっても深く嬉しい気持ちなんです。



このたびは大好きな柄をたくさんの方にお届けできて嬉しいです

迷っておられる方は今後もずっと出していく柄ではないので

ぜひお手にとってみてください。


そこにおいておくだけで

空間がわくっとするようなファブリックに

仕上がっております。



edenfabrique 戸室明子