2024/11/16 23:59
大人気の新柄、制作の舞台裏、インスピレーションをお話しします。
昨年夏、パリの「Hôtel de la Marine」(オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ・海軍省)で見た,
とある部屋の晩餐会の再現。
壁紙とテーブルコーディネートでしたが
キュンとするように女性らしく
フルーツや花の豊かさを味わうような空間に
ただただひきこまれました。
かなり気持ちが上がったので
いつか、こんな風な
豊かさと実りの空間を再現する
ナチュラルで華やかなファブリックを作りたい!と思って
頭の中でずっとあたためて、たびたび写真を眺めておりました。
こちらの壁紙はリボンが均等に続く柄ですが
私はもっと流動的なものを作りたいな、
線画にしてトワルドジュイのようにしたいな、
などなど。
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今年の夏はトルコ・イギリスコッツウォルズで2週間
そしてアメリカの親類の住むサンフランシスコにて2週間の
一ヶ月を過ごしました。
ここで
夏のカリフォルニアの太陽の洗礼を受け
しっかりとその豊富なサンシャインを浴びきり
"太陽のファン" になりました。
その光の
屈託のない明るいパワフルさに
オレンジもブドウもたくさん育つ土壌
人々の明るさもあの太陽から来るのでは?
地元ワインが美味しく(ソノマのワインが最高でした)
オーガニック野菜も豊富
元気がチャージされ
そのまま帰国
晩夏の日本の食材は旅行帰りの身体にやさしく
その季節感と健康食材ぶりに感動し
太陽と土って、なんて豊かなんだ、と尊敬するようになり
ついには大地のエネルギーをもらう気持ちで
毎日公園に素足で触れる「アーシング」をするようになりました。
土の香りはいうまでもなく豊潤で
そのひんやりとした感触に
"土のファン" にもなったのです。
そうしていくと、果物を切ったりするときの香りさえ楽しいし
料理も楽しい。
もともと大好きだった "日本の豊かな四季の色" もさらに色濃く感じられる。
そして風。風がある世界で本当によかった。
いろんな風があって
本当にどれも気持ちが良すぎる。
もともと”風のファン” でもあるから
風のイメージもこの花と実のデザインに入れたい。
②に続きます