2023/09/20 11:59


✒️ご好評の作家についてシリーズ、再開です。

24歳、6月。

アパレルメーカー向けに
プリント生地を作る会社で
少人数で家族のように
楽しく忙しく働いていた私は、

柄を描いたりファッション業界で
たくさんの打ち合わせに行ったりと
仕事内容は大好きで
人間関係も良好だったものの、

もっと根本的な

会社での毎日の
一瞬一瞬において
「正真正銘の自分でいられないことへの大きな違和感」
を感じはじめました。

学校と同じ、です。

たとえば、

・好きな時間に食べたいお昼が食べれない
・好きな音楽が聴けない
・絵を描いている途中に電話対応しないといけない
・オフィスのインテリア、空間が自分好みでない

社会人として
誰もががまんするような、
基本的なこと😅

これらが
全くもって「自分と不一致」
その感覚から

会社でたびたび胃痛を感じるようになりました。

それと同時にこの大好きな、
テキスタイルの柄を描く仕事を
家で自由のペースで
音楽を聞きながら
フリーランスでできたらと
強く憧れるようになり、
そうなりたいと
周りの人にも伝えていました。

フリーランスになると定収入じゃないから
リスクが大きいと言いますが

本当にそうなのか?

リスクって、不安定って何?

自然な形の自分で生きないで
会社のペースで一日の大半を過ごし、

人生の舵取りを会社に任せている

会社員生活に
毎日8時間以上捧げて
本当の自分で過ごすのは
週末だけ

✨これこそがむしろ
私にとっての「不安定」であり
「リスク」なんだ✨

✨自分の人生
自分で舵取りがしたい✨

この大きな発見。

そんな冒険家のような
気持ちがあるのに

雇われているなんて
自分なんなんだろう?

むしろこういう人が
会社にいても申し訳ない

とはっきり思えてきて

胃痛がマックスになったその週には
次の職はなくとも
体と心のためにまず辞めよう、と
下っ端のまま、
入社から1年2か月で
退職を申し出ました。

厳しくも根の優しい社長は
体調を気遣ってくださり
6月いっぱいで円満退職できまして

すぐさま体調が戻り

7月からどれだけ自由な気分だったことか✨!!

数日間、
ゆっくりお昼を食べたり
大好きな
ヴィンテージの
古着屋さん巡りをしたり
落書きの絵を描いて過ごしました。

自由な気持ちを描いたイラストを
近所のレストランのマスターに見せたら

お店の壁に飾りたいと
その落書きのようなを2点を
なんと購入して頂けました(T ^ T)

マスターは大企業から脱サラし
レストランを開業された方で、とても勇気づけられました。

そしてふと訪れた代官山の

当時一番大好きで、
ヴィンテージドレスも
音楽も最高という
憧れのショップで
「スタッフ募集」の文字が。

次回に続く✨