2023/09/20 11:56
今回の販売会の最終日に合わせて
『Edenの布』の出来るまでを
ご紹介し終わるつもりでしたが、
まだやっと大学😅
長い人生だから仕方ないか😆
武蔵野美術大学は課題が多く
友達と近くのアパートに住み
テキスタイル工房で遅くまで
染料作りやシルクスクリーンプリントの課題をこなすか、バイトに行くか、どちらかの生活。
ファッション業界に憧れ応募した
トゥモローランドの
「Des Pres・ギャルリーヴィ渋谷西武店」
洋服の販売のアルバイトが本当に楽しくて。
選んだ理由が
「デプレ」のブランド名が
フランスの サン=ジェルマン・デ・プレみたいで惹かれて🇫🇷ただそれだけの理由で🤫
スタッフで気の合う友達が出来て
その子とフランスとか音楽(タグ参照)
の話をしながらバックヤードで
大笑いでのストック整理が大好きでしたが
店頭に立つのもまた
似合う色をお薦めしたり、
お客様との一期一会が楽しくて。
私はよく売れた方なので
店長を通して
社員にならないか、と
のお声がけを頂きました。
作品集を提出して
デザイン企画部に
推薦していただいたのですが
本心は気が向かず、
しぶしぶ店長の顔を立てようとしつつも
デザインに携わるなら
もう少し個性的なブランドが良かった、
大事なことなのにどうしよう。。
と内心思っていて。
なんとも身体は正直で
無意識にも「面接に20分遅れて行く」という
失態をやらかしてくれました。
人事の方から連絡があり
「遅刻が理由でなく、戸室さんは当社のようなベーシックなもののデザインの仕事じゃつまらなくなってしまうのでは? もっと個性的な 例えば聖林公司 さん(ハリウッドランチマーケット・オクラ など) が合っていると思っての不採用です。」
との優しいお言葉。(本当に良い会社でした)
そうだよね、良かった〜(受からなくて。)
さすが大人は見抜いている。。
普段は暇さえ有れば代官山へ行き、
ハリウッドランチマーケットやオクラなどのヴィンテージテイストの服を着るのが何より好きでした。
そんなこんなで
東京の中心の空気や文化を
思い切り謳歌すべく毎日を生きていました。
就職活動には興味はない。天に任せよう。
地に足がつかない。
どうしてもふわふわ浮いちゃって
なかなか着地が出来ない人間の多い美大は
自ら就活をする子が実際少なく
私もそうでした。
このままバイトも出来るし、
という大胆な心持ちでいて。
渋谷のクラブの壁いっぱいに
サイケな柄を描く仕事をしたり
大学のファッションショーにも
デザイナーで参加したな。
ヘアはアフロもウィッグも。
色々やったな。
卒業制作もおぼつかないぐらい
ファッションや渋谷ライフを楽しむ。
卒業制作の展示の最後の日、
ついつい百貨店での接客グセが出て、
教授に椅子を出して差し上げたところ
「戸室は就職は決まったのか?」
「いいえ、全く。(それが何か?)」
「戸室はプリントの柄を描くのが向いている。インテリアファブリックのデザイン事務所を紹介するからそこに行きなさい、今すぐ電話してやる📞」
ということで
教授の鶴の一声で
あっさりと就職先が決まりました。
続く