2023/09/20 11:55
やっと高校時代です🎨
念願の女子美術大学の附属高校に入学。
水彩画の試験。
だから受験の準備さえも楽しかった。
合格したときの嬉しかったこと。
地元から都心の学校に通う、
素晴らしい解放感。
やっと自分の海に帰れた魚の気分。
そんな気持ちにさせてくれるお友達の面々。
毎日大笑いで過ごした、
今考えればボーナスタイムのような。
週8時間美術の時間。
髪型は自由でパーマOK🙆♀️
「そのかわり流行りではなく
自分に似合う髪型を選ぶように」by 先生。
個性的な女の子だけが集まった、
今考えてもカオスな学校。
それぞれが自分を表現して生きる
全員がある意味「出る杭」で「変人」
みんな、自分のことに夢中。
これはこれで
案外ハーモニーが保たれる。
・
デザインコース 油絵コースが選べて
私は「油絵」を専攻して
パレットでとにかく色の世界に酔いしれました。
学校の地下に画材屋さんがあって、
絵の具の匂いも大好きで😍
希少な鉱石原料の入った
コバルトブルーや
バーミリオンという色のチューブは本物と、
安価版(フェイク)の絵の具があったのですが
私は「本物の色」の方が
素晴らしく綺麗なので
どうしても買いたくて
例えば小さなチューブ一本500円なら
バーミリオンは3500~4000円といった
具合だったのですが
若いので躊躇もなく
買っちゃっていました。
親泣かせです。
でも
天然の色を感じながら
キャンバスに乗せていくのは
気持ちが良く、
安価版の色との
「僅かだけど大きな違い」を
体感できたので
若い時の経験として
凄く良かったと思っています。
結果的に
自然にしか出せない色を
リスペクトする形で
今に活かされています。
・
『Edenの布』の色サンプルを作るとき、
光のゴールドや、桂の葉のキャラメル色を
まず自然の中で体感し、
その色がコットンリネンの上で
どうやったら美しく広がるかを
試行錯誤しながらしっくりくるまで感覚を立てます。
だからやり直しが多い。
でもそれで良い✨
自然の色を柄のストーリーに
封じ込められれば✨
そんな気持ちで制作しています。
続く…